MY CARS(愛車遍歴)

車は、その時の人生が出ると思う。

TOYOTA CELICAWRCで走る姿を見て、一目惚れした車でした。「いつか乗りたい」そう思っていた車を、勢いそのままに契約。まだ妻と一緒になったばかりで、当時はとにかく車中心の生活でした。長男が生まれた後も、思い入れが強く、なかなか手放すことはできませんでした。チャイルドシートを積んで出かけても、無駄に遠回りしたり、意味もなく夜の道を走ったり。ただ運転しているだけで楽しかった。サーキット走行やワインディング、休日のドライブ。オイル交換や整備など、自分でできることはできるだけ自分でやっていました。この車は、“車を操る楽しさ”だけでなく、チューニングやメンテナンスなど、“車に触れる楽しさ”を教えてくれた一台でした。

LEXUS GS350セリカの突然の故障をきっかけに、乗り換えを決意しました。子どもが生まれ、ベビーカーやオムツ、着替えなど、荷物も一気に増えた頃。2ドアクーペは乗り降りもしづらく、少しずつ「家族のための車」を意識するようになっていました。20代も半ばになり、「そろそろ落ち着くべきかな」そんなことを考えていた時期でもあります。それでも、走る楽しさだけは捨てきれなかった。そんな中で選んだのが、LEXUS GS350でした。セダンならではの快適さ。長距離でも疲れにくい安定感。そして、LEXUSというブランドの完成度の高さ。この車からは、“速さ”だけではない、大人の車の楽しさをたくさん学ばせてもらいました。最後は事故で廃車になってしまいましたが、大きな怪我ひとつなく、最後までドライバーと家族を守ってくれた車でした。

Mercedes-Benz CLS350GS350を事故で失ってしまい、次の車をどうするか悩んでいた頃。そんな時、知り合いのCLS63を見せてもらう機会がありました。実際に車を見て、オーナーの話を聞いているうちに、「メルセデスに乗るなら、今しかないかもしれない」そう思うようになりました。それまで外車は、どこか自分とは遠い存在でした。でも、一度きりの人生なら、本当に乗りたい車に乗ってみたい。そう考えて、メルセデス・ベンツという選択をしました。周りからは、「せっかくならAMGの63や53にすれば?」「BMWのMシリーズもあるじゃん」と言われることもありました。もちろん憧れはありました。でも、そのクラスの車を購入して、維持していけるほどの余裕はありません。だからこそ、自分の現実の中で選んだのが、CLS350でした。以前乗っていたGS350と同じV6エンジン。派手さよりも、自分に合ったバランスを重視した選択でした。当時は次男が生まれたばかり。家族を乗せられること。荷物をしっかり積めること。乗り降りに無理がないこと。そういった現実的な条件も必要でした。それでも最後まで譲れなかったのは、“走る楽しさ”だったと思います。家族との生活と、自分の好きなもの。その両方を考えた結果、選んだのがこのCLS350でした。